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改札からホームへのアプローチが・・・。

みなさんこんにちは。

ショウです。

このブログ最初の投稿は駅ホームのお話です。

 

2016年後半から2017年頭にかけて、視覚障害者の駅ホームからの転落事故が相次いで発生しました。

国土交通省の発信により、2017年3月まで視覚障害者への声かけキャンペーンが各鉄道事業者で行われました。

また皇后陛下のお誕生日でのお言葉でも、事故をご心配されるお気持ちをご発信なされるなど、大きな話題となりました。

 

ホームからの転落事故をなくすために最も効果的なのはホームドアの設置です。

しかし莫大な設置費用がかかることもあり、鉄道各社にとっては大きな負担となります。

そこで考えられたのが先ほどご紹介した、声かけキャンペーンだった訳です。

 

そんなご時世の中、普段あまり使わない駅でこんなものを見かけました。

これはある都心の地下を走る電車で、地下2階の改札口からそれぞれ地下2階と地下3階のホームに通じる通路です。

 

通路の突き当たりが線路向かい側の壁になっている場面
改札口から続く通路から見たホーム入り口

 

改札口を入って正面通路を直進し、上の案内板を見てみると新宿方面はまっすぐと書かれていたため、まっすぐ歩こうとしました。

ふと何か通路とは違う雰囲気を感じて止まってみると、なんとすぐ足元に線路が!

改札からくる通路に対して、垂直に線路が走っている構造だったのです。

 

てっきり改札階の一つ下の階に、相対式ホーム(線路を挟んで向かい合うようにホームがある構造)があるとばかり思っていた私は、一瞬下り階段かと錯覚してしまいました。

地下で薄暗いこともあり、通路からホームに出たことが明示的に理解しづらい構造です。

 

もちろん、視覚障害者側にもホームから落ちないように細心の注意を払う必要があります。

しかしどれだけ注意を払っても、ふとした瞬間に錯覚・誤認してしまうことは十分にあります。

 

先ほどご紹介したように、ホームドアがあれば落ちることはないでしょう。

もしコストや時間の問題で設置ができなければ、せめてホームに出たことを明示し、利用者に注意を促すことは可能です。

 

例えば今回のケースでは、点字ブロックを一度左右どちらかに曲げたり、仮設の壁などを使ってホームに対して平行にアプローチさせる導線を確保することで、注意を促すことができます。

 

様々な事情で改善策を行えないときはたくさんあります。

そこで「できない」と割り切るのではなく、応急的にでも対処する方法を考えると、これを利用する顧客の理解も得られるのではないでしょうか?